2025年のJKC犬種別犬籍登録頭数では、前年より登録数が減った犬種もあります。どの犬種の減少幅が大きかったのでしょうか。
JKC(ジャパンケネルクラブ)が公表した2024年と2025年のデータを比較し、減少頭数が大きかった犬種TOP10を独自集計しました。なお、1年間の登録数減少だけで犬種の人気低下を断定することはできません。数字の意味と注意点もあわせて解説します。
2025年に登録数が減った犬種TOP10
| 順位 | 犬種 | 2024年 | 2025年 | 減少 | 減少率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | プードル | 76,543 | 69,342 | -7,201 | -9.4% |
| 2位 | チワワ | 47,313 | 46,221 | -1,092 | -2.3% |
| 3位 | 柴 | 4,582 | 3,598 | -984 | -21.5% |
| 4位 | フレンチ・ブルドッグ | 10,129 | 9,578 | -551 | -5.4% |
| 5位 | マルチーズ | 10,495 | 9,960 | -535 | -5.1% |
| 6位 | ヨークシャー・テリア | 8,444 | 8,086 | -358 | -4.2% |
| 7位 | シー・ズー | 8,210 | 7,930 | -280 | -3.4% |
| 8位 | パピヨン | 3,635 | 3,419 | -216 | -5.9% |
| 9位 | ブルドッグ | 1,132 | 945 | -187 | -16.5% |
| 10位 | ラブラドール・レトリーバー | 3,580 | 3,410 | -170 | -4.7% |
登録総数は4,112頭減少
全犬種の登録総数は、2024年の306,642頭から2025年は302,530頭となりました。前年差はマイナス4,112頭、減少率は約1.3%です。
一方で、登録された犬種数は139犬種から141犬種へ増えています。総数の減少と登録犬種数の増加が同時に起きており、犬種ごとに動きが異なることが分かります。
プードルは7,201頭減っても1位
減少頭数が最も大きかったのはプードルです。76,543頭から69,342頭となり、7,201頭、約9.4%減少しました。
ただし、2025年も登録数は全犬種で1位です。全登録数の約22.9%を占めているため、「減少した=人気がない」という意味ではありません。前年の登録数が多い犬種ほど、減少頭数も大きくなりやすい点に注意が必要です。
チワワは2位を維持
チワワは47,313頭から46,221頭へ減少しました。前年差はマイナス1,092頭ですが、減少率は約2.3%にとどまり、2025年も総合2位を維持しています。
柴は約21.5%減少
柴は4,582頭から3,598頭となり、984頭減少しました。減少率は約21.5%で、今回のTOP10では最も大きな下落率です。登録数順位も2024年の13位から2025年は16位へ下がりました。
ただし、単年の数字には繁殖・登録のタイミングなども影響します。長期的な傾向を判断するには、複数年の推移を確認する必要があります。
短頭種ではフレンチ・ブルドッグとブルドッグが減少
フレンチ・ブルドッグは551頭減の9,578頭、ブルドッグは187頭減の945頭でした。減少率はそれぞれ約5.4%、約16.5%です。
この数字だけから減少理由を特定することはできません。健康面への関心、飼育環境、繁殖頭数など複数の要因が考えられるため、本記事では登録数の事実のみを比較しています。
登録数が減る主な要因
- その年に生まれ、登録された子犬の頭数の変化
- 繁殖される頭数や登録時期の変化
- 飼育環境や住宅事情による需要の変化
- 犬種の健康・お手入れ・運動量への理解の変化
- 前年の登録数が一時的に多かった反動
いずれも可能性であり、JKCの登録頭数だけで原因を断定することはできません。
減少=飼育頭数の減少ではない
JKCの犬種別犬籍登録頭数は、その年に新しく血統登録され、血統証明書が発行された頭数です。日本国内で現在飼育されている犬の総数ではありません。
2025年の登録数が減っていても、国内で暮らしているその犬種の総数が同じ割合で減ったとは限りません。
長期推移で確認する
ippo toでは、1999年から2025年までの登録頭数・順位・全体比を犬種別に確認できます。単年の増減だけでなく、長期的な変化を調べる際にご利用ください。
よくある質問
2025年に最も登録頭数が減った犬種は?
プードルです。2024年より7,201頭減少しましたが、2025年も登録数1位です。
減少率が最も大きかった犬種は?
今回の減少頭数TOP10では柴です。4,582頭から3,598頭となり、約21.5%減少しました。
登録数が減ると人気がなくなったという意味ですか?
必ずしもそうではありません。単年の新規登録数であり、現在の飼育頭数や犬種への好感度を直接表す数字ではありません。
まとめ
2025年は全体の登録数が約1.3%減少しました。減少頭数ではプードルが最大でしたが、同犬種は引き続き総合1位です。登録数の変化は、順位・減少率・長期推移とあわせて見ることが大切です。
出典:JKC 2025年犬種別犬籍登録頭数、JKC 2024年犬種別犬籍登録頭数(減少頭数・減少率は当サイトで計算、2026年8月31日確認)