第4グループの犬種一覧|ダックスフンドの9種類と登録数

第4グループに属するダックスフンド 犬種・犬図鑑

JKCの第4グループは、ダックスフンドだけで構成されるグループです。地面の穴に入って獲物を追う狩猟犬として発展し、短い脚と細長い体、優れた嗅覚を備えています。

ダックスフンドには3つのサイズと3つの被毛タイプがあり、組み合わせによって9つのバラエティーに分かれます。同じダックスフンドでも、体格や外見、被毛管理の方法に違いがあります。

この記事では、JKCの公開情報と犬種別犬籍登録頭数をもとに、第4グループの特徴、9バラエティーの違い、歴史、2025年の登録数、迎える前に確認したい点を解説します。

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第4グループの基本情報

グループ第4グループ
グループ名ダックスフンド
所属犬種ダックスフンド1犬種
FCIスタンダードNo.148
原産国ドイツ
用途地上および地下のためのハンティング・ドッグ
サイズスタンダード、ミニチュア、カニーンヘン
被毛スムースヘアード、ワイアーヘアード、ロングヘアード
バラエティー3サイズ×3被毛=9種類

JKCの10グループのうち、第4グループに属する犬種はダックスフンドだけです。ただし、1種類の外見だけを指すのではなく、サイズと被毛の組み合わせによって9つのバラエティーが存在します。

ダックスフンドの特徴

ダックスフンドは、地面に近い短い脚と細長い体を持つ犬種です。独特の体形でありながら筋肉質で、狩猟犬として地上と地下の両方で活動できるように発展しました。

JKCの犬種紹介では、生まれつき友好的で落ち着きがあり、怖がりでも攻撃的でもないことが犬種の性質として示されています。また、情熱と辛抱強さ、優れた嗅覚を持ち、素早く狩猟を行う犬と説明されています。

ただし、犬種として紹介される性格は一般的な傾向です。実際の性格や行動は、親犬から受け継いだ性質、育った環境、社会化、年齢、過去の経験などによって異なります。

家庭で暮らす場合も、散歩や遊び、においを使った活動、人とのコミュニケーションが必要です。小型のバラエティーであっても、体の大きさだけを理由に運動やしつけが不要になるわけではありません。

3つのサイズの違い

ダックスフンドのサイズ区分は、単純な体重だけではなく、犬種標準に基づく胸囲などによって扱われます。成長途中の子犬を見ただけで、成犬時の区分を確実に判断できるとは限りません。

サイズ特徴2025年登録数
スタンダード3サイズの中で最も大きい145頭
ミニチュア国内で登録数が最も多いサイズ23,097頭
カニーンヘン3サイズの中で最も小さい7,373頭

2025年はミニチュアが全体の約75.4%を占めました。カニーンヘンは約24.1%、スタンダードは約0.5%です。同じダックスフンドでも、日本国内の新規登録数には大きな差があります。

サイズの呼び方だけで飼いやすさを決めず、成犬時の体格、運動量、生活環境、迎え入れ先から受けられる説明などを確認しましょう。

3つの被毛タイプの違い

スムースヘアード

短く体に密着した被毛を持ち、ダックスフンドの筋肉質な体の輪郭が分かりやすいタイプです。短毛でも抜け毛や皮膚の状態を確認し、定期的に手入れする必要があります。

ワイアーヘアード

硬さのある被毛と下毛を持ち、眉や口元の毛が印象的なタイプです。毛の状態を維持するには、家庭でのブラッシングに加えて、被毛に合った定期的な手入れが必要です。

ロングヘアード

長く滑らかな被毛を持ち、耳、胸、脚、尾などの飾り毛が目立つタイプです。毛の絡まりや汚れを防ぐため、継続的なブラッシングと被毛の確認が欠かせません。

必要な手入れの頻度は、被毛タイプだけでなく、毛量、皮膚の状態、季節、散歩環境などによって変わります。迎える前に、日常の手入れに必要な時間と費用も確認しておきましょう。

9つのバラエティー

3サイズと3被毛を組み合わせると、次の9バラエティーになります。

サイズスムースワイアーロング
スタンダードスタンダード・スムーススタンダード・ワイアースタンダード・ロング
ミニチュアミニチュア・スムースミニチュア・ワイアーミニチュア・ロング
カニーンヘンカニーンヘン・スムースカニーンヘン・ワイアーカニーンヘン・ロング

この分類は「別々の9犬種」という意味ではありません。犬種としてはダックスフンド1犬種であり、その中にサイズと被毛による9つのバラエティーがあるという位置づけです。

歴史・ルーツ

JKCによると、ダックスフンドは「ダッケル」または「テッケル」とも呼ばれ、中世から知られてきました。短脚の猟犬から発展し、特に地面の穴の中で行う狩猟に適した犬として繁殖されてきました。

地下だけでなく、地上で獲物を追い出したり、負傷した獲物を捜索・追跡したりする能力も持つ、用途の広い狩猟犬として認められています。

1888年には、ダックスフンドの繁殖に取り組むドイツの「Deutsche Teckelklub」が設立されました。その後、3サイズと3被毛の組み合わせによる9バラエティーが確立されています。

2025年の新規血統登録数

JKCが公表した2025年のダックスフンドの新規血統登録数は、合計30,615頭でした。全犬種中3位で、2025年に新規登録された全犬種302,530頭の約10.1%を占めます。

サイズ登録数構成比
カニーンヘン7,373頭約24.1%
ミニチュア23,097頭約75.4%
スタンダード145頭約0.5%
合計30,615頭100.0%

2024年の29,262頭から2025年は1,353頭増え、増加率は約4.6%でした。サイト内で集計した2025年の増加頭数ランキングでは、ダックスフンドが最も大きく増えています。

ただし、この数字は2025年中にJKCへ新規登録され、血統証明書が発行された頭数です。日本国内で現在飼育されているダックスフンドの総数ではありません。

登録数の長期推移

1年間の順位だけでは、ダックスフンドの登録数が長期的にどのように変化したかは分かりません。以下では、JKCが公表した年別データをもとに、登録数・順位・全体比の推移を確認できます。

ダックスフンド (期間:2016–2025年)
  • 順位
    平均 3.0位
    不変 3位 (期間内同一)
  • 合計頭数
    平均 27,625
    最多 2025年30,615
    最小 2017年25,156
  • 全体比
    平均 9.1%
    最高 2025年10.1%
    最低 2017年8.5%
年 合計頭数 順位 ミニチュア スタンダード カニーンヘン
2025年 30,615 (全体比 10.1%) 3位/141 23,097 145 7,373
2024年 29,262 (全体比 9.5%) 3位/139 22,308 97 6,857
2023年 29,082 (全体比 9.4%) 3位/134 21,877 130 7,075
2022年 28,702 (全体比 9.2%) 3位/137 21,775 102 6,825
2021年 28,477 (全体比 8.9%) 3位/133 21,310 73 7,094
2020年 26,819 (全体比 8.8%) 3位/133 20,178 116 6,525
2019年 26,281 (全体比 8.9%) 3位/142 19,802 76 6,403
2018年 25,705 (全体比 8.8%) 3位/132 19,546 65 6,094
2017年 25,156 (全体比 8.5%) 3位/133 19,345 57 5,754
2016年 26,153 (全体比 8.7%) 3位/133 20,239 78 5,836
2015年 27,128 (全体比 9.0%) 3位/134 21,404 57 5,667
2014年 29,368 (全体比 9.6%) 3位/138 23,533 60 5,775
2013年 33,183 (全体比 10.2%) 3位/132 27,314 66 5,803
2012年 39,325 (全体比 11.2%) 3位/136 32,759 77 6,489
2011年 45,430 (全体比 12.4%) 3位/130 39,153 59 6,218
2010年 53,845 (全体比 13.7%) 3位/139 47,353 92 6,400
2009年 66,467 (全体比 15.1%) 3位/142 60,444 103 5,920
2008年 79,156 (全体比 17.0%) 3位/140 73,656 138 5,362
2007年 93,073 (全体比 18.9%) 1位/144 88,615 108 4,350
2006年 116,505 (全体比 21.8%) 1位/145 112,216 194 4,095
2005年 138,163 (全体比 24.9%) 1位/148 134,343 213 3,607
2004年 159,272 (全体比 28.4%) 1位/151 155,964 179 3,129
2003年 171,144 (全体比 29.7%) 1位/146 167,780 300 3,064
2002年 150,742 (全体比 28.8%) 1位/147 147,904 300 2,538
2001年 122,589 (全体比 25.8%) 1位/142 120,436 424 1,729
2000年 97,178 (全体比 21.7%) 1位/146 95,343 325 1,510
1999年 76,711 (全体比 18.1%) 1位/143 75,634 309 768
※「合計頭数」は当年(1~12月)のJKC新規血統登録数。順位は密順位(同点同順位・次位は詰める)。出典:JKC 犬種別犬籍登録頭数。

迎える前に確認したいこと

  • 成犬時のサイズや体格を確認したか
  • 被毛タイプに合った手入れを継続できるか
  • 毎日の散歩や遊び、しつけに時間を使えるか
  • 滑りやすい床や大きな段差など、生活環境を見直せるか
  • 留守番時間や家族の生活リズムに無理がないか
  • 食費、用品、予防、診療などの費用を負担できるか
  • 親犬や成犬時の様子について説明を受けられるか
  • 健康状態や飼育方法について十分な説明を受けられるか

同じダックスフンドでも、サイズ、被毛、性格、運動量には個体差があります。外見や登録数だけで決めず、実際の成犬を見たり、迎え入れ先から詳しい説明を受けたりして、生活環境に合うかを確認しましょう。

よくある質問

第4グループには何犬種いますか?

JKCの第4グループに所属するのはダックスフンド1犬種です。ただし、3サイズと3被毛を組み合わせた9つのバラエティーがあります。

ダックスフンドの3サイズとは何ですか?

スタンダード、ミニチュア、カニーンヘンの3サイズです。サイズ区分は体重だけで決まるものではないため、最新のJKC犬種標準を確認してください。

被毛は何種類ありますか?

スムースヘアード、ワイアーヘアード、ロングヘアードの3種類です。それぞれ外見と日常の手入れ方法が異なります。

2025年の登録数は何頭ですか?

2025年にJKCへ新規登録されたダックスフンドは30,615頭で、全犬種中3位でした。内訳はカニーンヘン7,373頭、ミニチュア23,097頭、スタンダード145頭です。

登録数は国内の飼育頭数ですか?

違います。JKCの犬種別犬籍登録頭数は、その年に新規登録されて血統証明書が発行された犬の頭数です。日本国内で現在飼育されている犬の総数ではありません。

参考資料・集計方法

登録数、構成比、増加頭数、増加率は、JKCが公表した犬種別犬籍登録頭数をもとにippo toが集計しています。割合は小数第2位を四捨五入しています。

まとめ

JKCの第4グループはダックスフンド1犬種で構成されています。1犬種だけのグループですが、スタンダード、ミニチュア、カニーンヘンの3サイズと、スムース、ワイアー、ロングの3被毛を組み合わせた9バラエティーがあります。

2025年の新規血統登録数は30,615頭で、全犬種中3位でした。その約75.4%をミニチュアが占めています。

登録数や見た目だけでなく、成犬時の体格、運動、被毛管理、しつけ、生活環境などを確認し、自分や家族が継続して世話をできるか考えることが大切です。