ビション・フリーゼの特徴・性格|2025年JKC登録数も解説

白い巻き毛のビション・フリーゼ 犬種・犬図鑑

ビション・フリーゼは、純白の巻き毛と明るい表情が特徴の小型犬です。JKCでは第9グループの愛玩犬に分類され、コンパニオンとして人と暮らしてきた歴史を持ちます。

2025年のJKC犬種別犬籍登録頭数は8,037頭で、全犬種中9位でした。2024年の6,783頭から1,254頭増加し、近年登録数を伸ばしている犬種のひとつです。

この記事では、JKCの公開情報と犬種別犬籍登録頭数をもとに、ビション・フリーゼの特徴、性格、被毛管理、歴史、登録数の変化、迎える前に確認したい点を紹介します。

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ビション・フリーゼの基本情報

犬種名ビション・フリーゼ(Bichon Frisé)
FCIグループ第9グループ(愛玩犬)
FCIスタンダードNo.215
原産国フランス/ベルギー
用途コンパニオン
毛色純白
体高25~29cm
体重体格との釣り合いが取れた約5kg

JKCの犬種紹介では、ビション・フリーゼは陽気な小型犬で、軽快な歩様、純白のゆるいコークスクリュー状の巻き毛、生き生きとした表情が特徴とされています。

体高は原則25~29cmです。体の調和が取れ、性差が明確な場合には、牡は1cmまで高く、牝は2cmまで低い体高が許容されます。

外見と被毛の特徴

ビション・フリーゼを印象づけるのは、純白で柔らかな巻き毛です。頭部を誇らしげに掲げ、暗い目と表情豊かな顔立ち、背の上へ優雅にカーブする尾を持ちます。

JKCの犬種標準では毛色は純白とされています。ただし、生後12カ月までの犬では、被毛にわずかなベージュまたはシャンパン色の傾向が見られる場合があります。

ふんわりとした外見を維持するには、家庭でのブラッシングに加えて、シャンプーやカットなどの継続的な被毛管理が必要です。特に毛が絡まりやすい部分は定期的に確認する必要があります。

適切な手入れの頻度は、毛量、カット、生活環境、皮膚や被毛の状態によって異なります。家庭だけで管理するのが難しい場合は、トリマーや動物病院へ相談しましょう。

性格と暮らし方

JKCでは、ビション・フリーゼは順応性が高く、飼い主によく懐き、知らない人や犬に対しても社交的な傾向を持つコンパニオン・ドッグと説明されています。

ただし、犬種として紹介される性格は一般的な傾向です。すべてのビション・フリーゼが同じ性格になるわけではなく、親犬から受け継ぐ性質、育った環境、社会化、年齢、過去の経験などによって個体差があります。

小型犬でも、室内で過ごすだけで十分とは限りません。散歩や遊び、人とのコミュニケーションを取り入れ、体と頭を適度に使える生活を整えることが大切です。

「吠えにくい犬種」とだけ考えるのではなく、環境への慣れ方や留守番、来客、音への反応などを個体ごとに確認し、必要なしつけを続けましょう。

歴史・ルーツ

ビション・フリーゼは、ルネッサンス時代にイタリアからフランスへ持ち込まれたとされています。非常に小型のバルベに似ていたことから「barbichon(バルビション)」と名付けられ、後に「ビション」へ短縮されました。

17世紀から18世紀には、王や貴族に付き添う小型犬として多くの画家によって描かれました。ナポレオン3世の時代には再び流行し、「Ténériffe」の名称でも知られていました。

第1次世界大戦と第2次世界大戦後には個体数が大きく減りましたが、フランスとベルギーのブリーダーによって再構築されました。現在のフランス名「Bichon à poil frisé」は1978年に与えられ、フランスとベルギーに関係する犬種として公認されています。

2025年の新規血統登録数

JKCが公表した2025年のビション・フリーゼの新規血統登録数は8,037頭で、全犬種中9位でした。

年登録数全犬種中の順位
2022年3,974頭16位
2023年5,788頭12位
2024年6,783頭11位
2025年8,037頭9位

2024年から2025年にかけて1,254頭増え、増加率は約18.5%でした。2022年の3,974頭と比べると、2025年は4,063頭増え、登録数は約2.02倍になっています。

短期間で登録数と順位の両方が上昇している点が特徴です。ただし、登録数だけから増加した理由を断定することはできません。メディアへの露出、繁殖頭数、登録状況など複数の要素が影響する可能性があります。

この登録数は、その年にJKCへ新規登録され、血統証明書が発行された犬の頭数です。日本国内で実際に暮らしているビション・フリーゼの総数ではありません。

登録数の長期推移

直近数年の増加だけでは、長期的な変化の中で現在がどの位置にあるのかまでは分かりません。以下では、JKCが公表した年別データをもとに、登録数・順位・全体比の推移を確認できます。

ビション・フリーゼ (期間:2016–2025年)
  • 順位
    平均 17.8位
    最高 2025年9位
    最低 2018年24位
  • 合計頭数
    平均 4,035
    最多 2025年8,037
    最小 2018年2,168
  • 全体比
    平均 1.3%
    最高 2025年2.7%
    最低 2018年0.74%
年 合計頭数 順位
2025年 8,037 (全体比 2.7%) 9位/141
2024年 6,783 (全体比 2.2%) 11位/139
2023年 5,788 (全体比 1.9%) 12位/134
2022年 3,974 (全体比 1.3%) 16位/137
2021年 3,466 (全体比 1.1%) 17位/133
2020年 2,849 (全体比 0.93%) 21位/133
2019年 2,531 (全体比 0.86%) 23位/142
2018年 2,168 (全体比 0.74%) 24位/132
2017年 2,349 (全体比 0.79%) 23位/133
2016年 2,409 (全体比 0.80%) 22位/133
2015年 2,306 (全体比 0.76%) 22位/134
2014年 2,193 (全体比 0.72%) 22位/138
2013年 1,831 (全体比 0.56%) 25位/132
2012年 1,429 (全体比 0.41%) 27位/136
2011年 1,046 (全体比 0.29%) 28位/130
2010年 924 (全体比 0.24%) 29位/139
2009年 753 (全体比 0.17%) 32位/142
2008年 757 (全体比 0.16%) 32位/140
2007年 824 (全体比 0.17%) 34位/144
2006年 772 (全体比 0.14%) 36位/145
2005年 709 (全体比 0.13%) 37位/148
2004年 644 (全体比 0.11%) 39位/151
2003年 550 (全体比 0.10%) 46位/146
2002年 542 (全体比 0.10%) 46位/147
2001年 483 (全体比 0.10%) 48位/142
2000年 547 (全体比 0.12%) 43位/146
1999年 565 (全体比 0.13%) 43位/143
※「合計頭数」は当年(1~12月)のJKC新規血統登録数。順位は密順位(同点同順位・次位は詰める)。出典:JKC 犬種別犬籍登録頭数。

迎える前に確認したいこと

  • ブラッシングや定期的なトリミングを継続できるか
  • 散歩や遊び、人との交流に毎日時間を使えるか
  • 留守番時間や家族の生活リズムに無理がないか
  • 食費、用品、トリミング、予防や診療などの費用を負担できるか
  • 子犬だけでなく成犬時の体格や性格も確認したか
  • 迎え入れ先から健康状態や飼育方法について十分な説明を受けられるか

外見や人気順位だけで決めず、成犬と実際に触れ合ったり、信頼できる専門家から説明を受けたりして、自分の生活環境に合うかを確認しましょう。

よくある質問

ビション・フリーゼはどのくらいの大きさですか?

JKCの犬種標準では、体高25~29cm、体格との釣り合いが取れた体重約5kgとされています。

毛色は白だけですか?

犬種標準上の毛色は純白です。ただし、生後12カ月までの犬では、被毛の一部にわずかなベージュまたはシャンパン色の傾向が見られる場合があります。

被毛の手入れは必要ですか?

巻き毛の絡まりを防ぎ、清潔な状態を保つため、ブラッシングやシャンプー、カットなどの継続的な管理が必要です。

2025年の登録数は何頭ですか?

2025年にJKCへ新規登録されたビション・フリーゼは8,037頭で、全犬種中9位でした。

登録数は国内の飼育頭数ですか?

違います。JKCの犬種別犬籍登録頭数は、その年に新規登録され、血統証明書が発行された犬の頭数です。日本国内の飼育総数ではありません。

参考資料・集計方法

登録数、増加頭数、増加率は、JKCが公表した各年の犬種別犬籍登録頭数をもとにippo toが集計しています。割合は小数第2位を四捨五入しています。

まとめ

ビション・フリーゼは、純白の巻き毛と明るい表情を持つ小型のコンパニオン・ドッグです。社交的で順応性が高い傾向が紹介されていますが、実際の性格には個体差があります。

2025年の新規血統登録数は8,037頭で、2022年の約2.02倍になりました。登録数は伸びていますが、人気だけで判断せず、被毛管理、運動、しつけ、必要な費用を継続できるか確認することが大切です。