犬は世界中で数百もの犬種に分かれ、それぞれが異なる役割や性格の特徴を持っています。
国際畜犬連盟(FCI)に準拠するジャパンケネルクラブ(JKC)では、犬種を10のグループに分類しており、この区分を知ると犬種ごとの魅力や歴史がよりわかりやすくなります。
この記事では、その第9グループ(愛玩犬)に属するビション・フリーゼについて紹介し、犬をより深く理解するためのヒントをまとめました。
基本情報
| 犬種名 | ビション・フリーゼ(Bichon Frisé) |
| FCIグループ | 第9グループ(愛玩犬) |
| FCIスタンダードNo | 215 |
| 原産国 | フランス/ベルギー |
| 用途 | コンパニオン |
| 毛色 | 純白 |
| 体高 | 25〜29cm |
| 体重 | 約5kg |
特徴
ビション・フリーゼは、純白でふんわりとしたコークスクリュー状の巻き毛が印象的な小型の愛玩犬です。体高25〜29cm・体重約5kgとコンパクトな体格ながら、存在感のある外見を持っています。
JKCの犬種紹介では、「どこへでも問題なく連れて行くことができる、真のコンパニオン・ドッグ」と表現されています。神経質でなく、しばしば吠えることもなく、知らない人や犬に対しても大変社交的な性格が特徴です。
歴史・ルーツ
ビション・フリーゼの名称は、バルベ犬に似ていたことから barbichon(バルビション)と名付けられ、後に短縮されたものです。ルネッサンス時代にイタリアからフランスへ持ち込まれた小型犬が起源とされています。
17〜18世紀には著名な画家たちにも描かれ、ナポレオン3世の時代に再び流行しました。その後、両世界大戦を経て衰退しましたが戦後に復興し、1924年にベルギー、1934年にフランスで公式に登録されています。
新規血統登録数
JKCの犬種別犬籍登録頭数によると、2025年のビション・フリーゼの新規血統登録数は8,037頭(全犬種中9位)でした。近年は登録頭数の増加が続いています。
| 年 | 新規血統登録数 | 全犬種中の順位 |
| 2022年 | 3,974 | 16位 |
| 2023年 | 5,788 | 12位 |
| 2025年 | 8,037 | 9位 |
この数値は1年間の新規血統登録数であり、日本国内で実際に飼育されている頭数そのものではありません。犬種の人気や登録動向を見る参考として活用できます。
まとめ
ビション・フリーゼは、純白でふんわりとした被毛と、穏やかで社交的な気質を兼ね備えた犬種です。吠えが少なく、知らない相手にも友好的なため、家庭犬やコンパニオン・ドッグとして幅広いライフスタイルに馴染みやすいといえます。
近年は日本国内での登録頭数も増加傾向にあり、2022年から2025年の3年間で約2倍に伸びています。
気になる場合は、JKC公認のドッグショーやブリーダー見学などで実際に触れ合うと、相性をより具体的にイメージしやすくなります。


