人気犬種への集中度を分析|2025年は上位10犬種で75.3%

犬種・犬図鑑

2025年にJKC(ジャパンケネルクラブ)へ新規登録された犬は、全141犬種・302,530頭でした。

登録数1位はプードル、2位はチワワ、3位はダックスフンドです。しかし、順位だけでは「上位犬種が全体のどのくらいを占めているのか」までは分かりません。

そこで本記事では、2025年のJKC犬種別犬籍登録頭数を使い、上位3犬種・上位5犬種・上位10犬種の登録数と全体比を独自に集計しました。

集計の結果、上位3犬種だけで全体の48.3%、上位10犬種では75.3%を占めていることが分かりました。

この記事で分かること

  • 上位3・5・10犬種の登録数と全体比
  • 上位犬種への登録集中度
  • 2025年に登録数が多かった10犬種
  • 11位以下の犬種が占める割合
  • 登録数の集中度を見る際の注意点
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2025年の人気犬種への集中度

2025年のJKC犬籍登録頭数302,530頭を、上位3犬種・上位5犬種・上位10犬種に分けた結果は次のとおりです。

集計範囲登録数全体比
上位3犬種146,178頭48.3%
上位5犬種184,299頭60.9%
上位10犬種227,890頭75.3%
11位以下の131犬種74,640頭24.7%
全141犬種302,530頭100.0%

上位10犬種の登録数は227,890頭です。それ以外の131犬種をすべて合計した74,640頭の約3.1倍にあたります。

つまり、2025年のJKC登録数はすべての犬種へ均等に分かれているのではなく、一部の登録数上位犬種へ大きく集中しています。

上位3犬種だけで全体の48.3%

登録数上位3犬種は、プードル、チワワ、ダックスフンドです。

順位犬種登録数全体比
1位プードル69,342頭22.9%
2位チワワ46,221頭15.3%
3位ダックスフンド30,615頭10.1%
上位3犬種合計146,178頭48.3%

1位のプードルだけで全体の22.9%、チワワを加えると38.2%になります。さらにダックスフンドを加えた上位3犬種では48.3%です。

全141犬種のうち、わずか3犬種だけで年間登録数の半数近くを占めています。2025年の登録状況を理解するうえで、特に大きな特徴といえます。

上位5犬種では全体の60.9%

上位3犬種にポメラニアンとミニチュア・シュナウザーを加えると、登録数は184,299頭、全体比は60.9%になります。

順位犬種登録数累積割合
1位プードル69,342頭22.9%
2位チワワ46,221頭38.2%
3位ダックスフンド30,615頭48.3%
4位ポメラニアン22,853頭55.9%
5位ミニチュア・シュナウザー15,268頭60.9%

上位5犬種には、小型犬として家庭で広く知られている犬種が並びます。ただし、登録数の多さと飼いやすさは同じ意味ではありません。必要な運動量、被毛の手入れ、性格の傾向、かかりやすい病気などは犬種ごとに異なります。

上位10犬種で全体の75.3%

6位から10位までを加えると、上位10犬種の登録数は227,890頭となり、全体の75.3%を占めます。

順位犬種登録数累積割合
1位プードル69,342頭22.9%
2位チワワ46,221頭38.2%
3位ダックスフンド30,615頭48.3%
4位ポメラニアン22,853頭55.9%
5位ミニチュア・シュナウザー15,268頭60.9%
6位マルチーズ9,960頭64.2%
7位フレンチ・ブルドッグ9,578頭67.4%
8位ヨークシャー・テリア8,086頭70.0%
9位ビション・フリーゼ8,037頭72.7%
10位シー・ズー7,930頭75.3%

上位10犬種のうち、第9グループの愛玩犬に属する犬種が6犬種含まれています。プードル、チワワ、マルチーズ、フレンチ・ブルドッグ、ビション・フリーゼ、シー・ズーです。

このため、犬種単位だけでなくグループ単位で見ても、第9グループの登録数が突出する結果になっています。

11位以下の131犬種は全体の24.7%

上位10犬種を除く131犬種の合計は74,640頭で、全体の24.7%でした。

犬種数では全体の約92.9%を占める131犬種が、登録数では約4分の1となっています。登録数が数千頭ある犬種もあれば、年間登録数が数頭の犬種も含まれるためです。

登録数が少ない犬種には、国内での繁殖頭数が限られている犬種、日本ではまだ認知度が低い犬種、飼育に広い環境や多くの運動を必要とする犬種などがあります。

ただし、登録数が少ないことは犬種としての価値や魅力が低いことを意味しません。ここで比較しているのは、2025年のJKC新規登録数のみです。

上位犬種へ集中する背景をどう見るか

登録数の集中には、犬種の体格、住環境との相性、認知度、繁殖頭数など、複数の要因が関係していると考えられます。

小型犬が上位を占めている

上位10犬種の多くは小型犬です。集合住宅を含む日本の住環境では、体格や生活スペースが犬種選びの条件になることがあります。

広く知られた犬種へ選択が集まりやすい

知名度の高い犬種は、飼育方法や動物病院、トリミング、用品などの情報を探しやすい傾向があります。実際に触れ合う機会が多いことも、犬種を選ぶ際の一因になり得ます。

登録数には繁殖状況も影響する

JKC登録数は、飼いたい人の人数を直接集計したものではありません。その年に繁殖され、JKCへ新規登録された頭数であるため、繁殖状況や登録状況の影響も受けます。

集中度だけでは分からないこと

今回の集計から、2025年の登録数が上位犬種へ集中していることは分かります。しかし、次の内容までは判断できません。

  • 日本国内で現在飼育されている犬の総数
  • JKCへ登録されていない犬の頭数
  • ミックス犬を含めた飼育状況
  • 登録後に死亡または輸出された犬の頭数
  • それぞれの犬種の飼いやすさ
  • 飼い主の満足度や犬種の優劣

JKC登録数は、犬種の新規登録動向を確認するための指標です。「登録数が多い犬種ほど優れている」「登録数が少ない犬種は飼いにくい」と判断するための数字ではありません。

犬種ごとの順位と長期推移を確認する

2025年の全犬種ランキングは、次の記事で確認できます。

犬種を選んで1999年から2025年までの登録数、順位、全体比を調べたい場合は、犬種別JKC登録数ページをご利用ください。

前年や10年前との増減については、次の記事で分析しています。

集計方法

本記事では、JKCが公表した2025年の犬種別犬籍登録頭数を使用しています。

  • 全141犬種の登録数:302,530頭
  • 上位犬種の登録数を順位順に合計
  • 全体比=対象犬種の合計÷302,530×100
  • 割合は小数第2位を四捨五入

集計後の上位10犬種と11位以下の登録数を合計し、公式発表の302,530頭と一致することを確認しています。

よくある質問

2025年の登録数1位は何犬ですか?

プードルです。トイ、ミニチュア、ミディアム、スタンダードを合計して69,342頭が登録され、全体の22.9%を占めました。

上位3犬種は全体の何%ですか?

プードル、チワワ、ダックスフンドの合計は146,178頭で、全体の48.3%です。

上位10犬種は全体の何%ですか?

上位10犬種の合計は227,890頭で、2025年の全登録数の75.3%を占めます。

登録数は国内の飼育頭数ですか?

いいえ。その年にJKCの血統データへ新規登録され、血統証明書が発行された犬の頭数です。国内で飼育されている犬の総数ではありません。

登録数が多い犬種ほど飼いやすいですか?

登録数と飼いやすさは別のものです。犬を迎える際は、運動量、性格の傾向、体格、手入れ、健康面、住環境との相性を個別に確認する必要があります。

まとめ

2025年のJKC犬籍登録頭数を集計すると、上位3犬種で全体の48.3%、上位5犬種で60.9%、上位10犬種で75.3%を占めていました。

全141犬種のうち、上位10犬種へ4分の3以上の登録が集中しています。特にプードル、チワワ、ダックスフンドの上位3犬種の影響が大きい結果です。

ただし、この数字は国内の飼育頭数や犬種の優劣を表すものではありません。犬種ごとの登録動向を理解するための一つの指標として、順位や長期推移とあわせてご覧ください。

出典:一般社団法人ジャパンケネルクラブ「犬種別犬籍登録頭数」